多様性やダイバーシティが広く認知されつつある現在、見た目や思考が自分とは異なるからという理由で排除するのではなく、むしろ違いを価値ととらえ、そこから学んでいく姿勢が求められています。違いを唯一無二の個性と認め合い、その出会いが刺激となって自らを成長させていく、そうした個性の相互作用の重要性を表したキーワードが「ギャップ・インタラクション」です。変わった考えや少数の意見の中にこそ、新しい未来社会につながるヒントがあります。そうした人たちとの相互作用を繰り返していくことで、自分の中の固定概念がなくなり、どんな変化にも対応できる柔軟性や新しい発想が生まれてくるのです。企業活動においても、コラボレーションなどを取り入れながら業種や業態を隔てていた壁を壊すことによって、今までにない風が流れ込んできます。異質なものとの出会いこそが、新しい自分や企業、そして社会をつくっていくチャンスです。自分自身のキャラクターを打ち出しながら、相手の個性もしっかりと受け入れていく。いたるところで「個性の交差点」が出てきている流れを認識しておきましょう。(2021.4.5)
情報分析/谷口正和・ジャパンライフデザインシステムズ
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