人間味戦略

このほど、Facebookが社名をMetaに変更し、仮想空間事業への取り組みを強化する方針を発表し注目を集めました。昨今、ビジネスシーンにおいてもデジタルの重要性は高まっており、バーチャルオフィスやアバターを活用したコミュニケーションなど企業のDXが加速しています。そうしたデジタルサービスにおいても、欠かすことのできない要素として重要視されているのが「人間味」や「体温」が感じられるような機能であり、そのことを表したキーワードが「人間味戦略」です。リモートワークの浸透によって利便性が高まる一方、従来のリアルなコミュニケーションが失われ、孤独感に苦しんでいる人は少なくありません。そうした中、重要なのはリアルかバーチャルかということではなく、人に寄り添い、ぬくもりのある事業やサービスを提供できているか、そのことを自らに問い直すことが必要です。生活者の「人間味」に対するニーズが一層高まる中、単なるものの良し悪しを超えた「情緒的判断」「感情感性」がますます大切になってきています。あらゆる分野で「人間味戦略」の必要性が高まっている流れを認識しておきましょう。(2021.11.8)


情報分析/谷口正和・ジャパンライフデザインシステムズ

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