北京五輪では、複数種目に挑戦したり、夏と冬の両方に出場したりする選手の活躍が話題となりました。自分の考えや行動の立脚点となるのは「私」以外にありません。従来の価値観や認識に縛られることなく、興味や関心、好きなことに素直になって行動し、知的好奇心の赴くままに学び追求していく。その重要性を表したキーワードが「本命は“私”」です。未来をつくるのは自分自身であり、だからこそ自分に問いかけ声を聞く「セルフQ&A」が重要になります。現在は、リモートワークなどによって働き方も大きく変わってきています。仕事中心の生活から、一人ひとりが自らを主人公とする、いい意味での自己中心的なライフスタイルへと移行しつつあります。一般化・標準化された価値観やライフスタイルに無理して自分を合わせる必要はありません。むしろ、そこから逸脱している部分にスポットを当て、プラスの要素として磨いていくことが大切です。自らが望む生き方や働き方を価値判断の真ん中に置き、自分の時間やお金を投資していく。一人ひとりが自立して生きていくことが求められる現在の重要なキーワードとして認識しておきましょう。(2022.2.21)
情報分析/谷口正和・ジャパンライフデザインシステムズ
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