物事には必ず始まりと終わりがあるように、ファーストインプレッションだけでなく「ラストインプレッション」、つまりは幕の閉じ方や引き際を考えることも極めて重要です。入口と出口が往復する循環構造の中で、ラストインプレッションは新たなスタートを活性化させることにもつながります。その際、継続すべき残像効果としての核、あるいは本質というものが大きく問われています。出口の中で成果や特徴、コンセプトというものがクリアとなり、そこに何が残っているかを知ることが、始まりの大きな資源になります。生き方やビジネスにおいても、最終的にどのようになっていたいかを思い描く、それを最初に行うことが大切です。「こうなりたい!」という夢が現実をスタートアップさせ、そして現実の中から新たな夢が立ち上がっていく。ファーストインプレッションとラストインプレッションをクロスさせることで、夢現実といえるような社会が生まれていきます。価値の転換が加速する2020年、そのラストをどのように睨み2021年にブリッジをかけるか。1年の始まりに、このキーワードをお届けします。(2020年1月14日)
ジャパンライフデザインシステムズ
谷口正和
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