ざっくり判定

経営とは一つの方向性を示すことであり、それを分かりやすいキーワードにしたのが今回の「ざっくり判定」です。あらゆる事業やサービスにおいて、最初から完璧なもの、完成されたものを求める必要はありません。社会が急速に変化を続ける中で、固定させ決めつけてしまうことは、変化対応力と新しい可能性を失うことにつながります。だからこそ、ラフスケッチのような「ざっくり」としたデザインやプランが大切になるのです。例えば、未来社会に対する理想の地球や都市を考えた時、いま何が必要でどのようなことをすべきか、様々な情報をヒントにしながら複合的に考えていくことが求められます。今後はより一層、単純作業や正確性が求められることをAIやロボットが担っていくようになります。その際に人間がやるべきなのは「こういうことをやったらいいんじゃないか」を考え、その方向に歩みを進めていくこと。その過程で、新たなトライアルや学習研究を重ね、たどり着いた先に待つのはイマジネーションが溢れる「創造の世紀」です。高度情報化社会の一つの魅力ともいえるキーワードとして「ざっくり判定」を理解しておきましょう。(2020年2月10日)


 ジャパンライフデザインシステムズ

 谷口正和

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イマジナスはマーケティングコンサルタントの谷口正和が世の中に溢れる情報をフラットに見渡し、常に社会課題を見つける姿勢持って次なるソーシャルトレンドを見切っていく週刊マーケティングマガジンです。

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