新型コロナウイルスの感染対策として、企業活動やイベントの自粛など、人との接触を避ける動きが出てきています。しかし情報化社会では、新たな現象をネガティブに受け取るのではなく、課題解決のチャンスとみていくことが大切。そうすれば今回の非接触の流れも「Non-Contact」というキーワードとして前向きに捉えることができます。この認識は今回のケースに限ったことではありません。間近に迫った五輪開催では、小池都知事が懸念される交通混雑の解決策としてテレワークへの取り組みを推奨しています。物理的な接触ではなく情報を移動させる。それによって、チームで仕事をする場合は一人ひとりが自分の役割を認識するきっかけになり、社内ミーティングも厳選することで会議室やオフィスを持つ必要性の問いかけにもなります。「Non-Contact」は、無駄やロスを抱えすぎた社会構造をよりシンプルにし、意味のあるコミュニケーションを生み出すための着想コンセプトともいえます。免疫力や対応力を社会全体に問いかける今回の事例を通じて、あらゆる物事がソリューションアイデアを生むきっかけになることを認識しておきましょう。(2020年2月17日)
ジャパンライフデザインシステムズ
谷口正和
0コメント