企業の土台となり、リーダーシップをとっていくのは「人」ではなく「コンセプト」です。共通したビジョンや思い、目標があり、そこに共感した人たちが集まってチームができていきます。私たちのミッションは何か。なぜ集まり、そして何をしようとしているのか。重要なのはコンセプトを再策定することで、そこに軸足を置かずに収益ばかりと追求しても、次の社会の睨みどころを見失ってしまいます。このキーワードは、コンセプトをウェアラブルにしたもので、帽子をかぶるようにして自分たちのコンセプトや課題解決に向けたビジョンを生活者に対して強く打ち出していきます。そうすることで生活者に見つけてもらいやすくなり、またコンセプトを掲げることによって自分自身も未来に対して意思を強く持つことができます。未来とは待っていればやってくるものではなく、行動の意思によってつくられていくものです。「コンセプトの帽子」によってその意思が明確になり実行力も高まっていきます。人や企業の体質をシフトさせ、今こそ考える組織へ。「コンセプトの帽子」は“思考する未来”を創造していくキーワードです。(2020.10.05)
情報分析/谷口正和・ジャパンライフデザインシステムズ
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