多様性を認め合う社会へと進んでいく中、従来のように周囲に合わせて平均を求めるのではなく、ありのままの自分を隠さず出していくことが大切です。自分では欠点やマイナスだと思っていることも、ポジティブに個性や違いとして捉えることができれば、それは唯一無二の価値として生まれ変わります。そのためには、日頃から「自己内発掘」のトレーニングが重要で、深く掘り下げることで自らの内側にある本質をしっかりと理解する必要があります。企業においても、大切なのは表層的なPRよりも、本質的なミッションや課題解決に向けたメッセージ。それに賛同する人たちが集まり応援市場が形成されていきます。データに表れるような標準化された話ばかりではなく、時には「気まぐれ人材」となって直感から生まれたアイデアを大切にする、それが新しいクリエイティビティにつながっていきます。違いを怖れず、勇気を持ってさらけ出すことが自らの力になることをこのキーワードは教えてくれています。自分あるいは企業自身をキャラクターとして商品化していくように「個性価値」をより一層顕在化させていきましょう。(2020.11.30)
情報分析/谷口正和・ジャパンライフデザインシステムズ
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