今回の新型コロナのパンデミックを体験し、いつまでも国や企業に寄りかかっていてはいけないと痛感した人は多いのではないでしょうか。どんな変化にも対応できるように自らの足で立ち、使命や目標を持って行動していく。その際に必要なのが、地球環境や他者貢献も含め次の社会に対する認識です。自らを強靭化することで自己の存在価値を高めていくように、一人ひとりが「使命戦士」となってアクションを起こしていくことが未来社会への貢献につながっていきます。企業活動においても、儲かりそうなところに資金を投資するだけではなく、使命を持って立ち上がる個人に対して資金援助などのサポートをするといった、いわば「パーソナルエンパワーメント」の流れが出てきています。一人ひとりが思いを遂げるために何ができるかを考えることが大切であり、企業もそうしたソーシャルミッションとしての使命を果たすことで事業の継続につながり、結果として利益が生まれます。未来の社会に対して貢献投資をすることで利益が循環して戻ってくる「未来社会投資循環」というような仕組みやプログラムが、今後ますます重要になっていきます。(2021.1.25)
情報分析/谷口正和・ジャパンライフデザインシステムズ
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