音声版ツイッターなどと呼ばれ国内でも利用者が急増している「クラブハウス」は、録音が原則禁止で記録が残らないため、自由で活発な会話が聞けるということも人気の要因になっているといえます。常識や一般論に縛られたり、役職や肩書きを気にして忖度したりせず、気軽な本音の語り合いが求められており、そのことを表したのが今回のキーワード「すっぴんトーク」です。今日では、背後にスポンサーが見え隠れするテレビでの発言よりも、SNSなどを通じた一人の個人としての意見や行動に信頼が集まります。うわべだけを飾るのではなく、自分の言葉で語るからこそ本気の想いとして相手に伝わり信頼感を生むということは、昨今の菅首相への指摘からも見て取れます。問われているのは「あなたはどう思うか」ということであり、リアルな本音にこそ課題発見のヒントや気づきがあるのです。そのために必要なのは、できるだけリラックスして、肩肘張らずに自由な話し合いができる環境です。あなたの事業やサービスには、顧客から本音を引き出すためのプログラムが搭載されているか、そのことが求められています。(2021.2.15)
情報分析/谷口正和・ジャパンライフデザインシステムズ
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