コードシェア・プログラム

2社以上の航空会社により飛行機を共同運航するコードシェアのように、現在は複数の企業や人が共同で課題を解決する取り組みが、多方面で活発化してきています。そこから浮かび上がってきたのが今回のキーワード「コードシェア・プログラム」です。ライバル関係にある企業であっても共通性の高い部分に関しては力を合わせたり、社内の人材だけでなく社外の専門スタッフを積極的に活用して知恵を出し合ったりと、組織に縛られない柔軟な対応が求められています。お互いの差異を認め合いながらも従来の枠組みを超えて共同解決を目指す、いわばミックスソリューションの波が起こりつつあります。これはビジネスに限らず、生活者一人ひとりのライフスタイルとも密接に関っています。例えば、就業中の育児や高齢者の見守りを近隣住民が協力して取り組むなど、地域社会をうまく機能させるためにも共同解決のシナリオは欠かすことのできない重要な要素です。生き方や働き方が大きく変わる中、それに合わせた課題解決の仕組みとして「コードシェア・プログラム」をあらゆるところで稼働させていくことが重要です。


谷口正和

2019年4月15日 ジャパンライフデザインシステムズ

IMAGINASへようこそ

イマジナスはマーケティングコンサルタントの谷口正和が世の中に溢れる情報をフラットに見渡し、常に社会課題を見つける姿勢持って次なるソーシャルトレンドを見切っていく週刊マーケティングマガジンです。

0コメント

  • 1000 / 1000