全体知

先ごろG20サミットが開始され、参議院選挙も本格的に動き出すなど、未来社会について考えていく必要性が高まっています。その中で重要になるのが、一人ひとりが個別の知恵を語るのではなく、それを集め総和させた時にどのような知恵を出せるかという「全体知」の発想です。例えばサミットでは、各国の利権やメリットばかりを主張し合うのではなく、それぞれがつながり合って地球全体の未来論を語り合い、また選挙においても与党と野党の覇権争いではなく、未来社会に向けて共にアイデアを出し合っていくことが必要です。求められているのは「全体知」をもった姿勢やリーダーシップ。インテグレーションされた着眼やアイデアを、一本の希望の矢として未来社会に放っていくための仕組みづくりが重要になってきます。事業やサービスにおいても、この「全体知」の視点や認識を搭載することで、新しい未来論を打ち出していくことが求められています。対立構造を融和させるというよりも、むしろこれまでにない第3の価値や選択肢を生み出すことにつながる「全体知」の重要性を認識しておきましょう。


谷口正和

2019年7月1日 ジャパンライフデザインシステムズ

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