夢や理想を掲げて未来社会に進んでいく上で、自らの意思や考えが重要な軸足となることを表したのが今回のキーワード「夢哲学」です。哲学とは、深く考えることです。その意味で、間近に迫る参議院選挙もまさに「夢哲学」といえます。自分たちの望む社会の実現に向けて何が必要かを考え、思考や哲学をもって生活者の代弁者となる人物を選択することが求められます。自らの頭で考えることを放棄し、AIやビッグデータなどの未来予測に頼っているだけでは、過去の延長線上の社会しか訪れません。自分は何が好きで将来どうありたいのか、そうした自問自答がなければ、今の時代に重要な「個性・違い」を長所として伸ばすことはできず、むしろ平均化・標準化に縛られ短所として捉えてしまいます。茫洋とした夢で終わらせるのではなく、将来へのドリームビジョンとして鮮やかに描き出す。そのためにも、いま必要なことを戦略的に選択し、行動に移していくことが求められます。あなたが取り組んでいる事業には「夢哲学」が搭載されているか、このキーワードは、その問いかけでもあるのです。
谷口正和
2019年7月16日 ジャパンライフデザインシステムズ
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