事件発生から数週間が過ぎた現在も、国内外で支援の輪が広がるなど、連日報道され続けている京都アニメーションスタジオの放火事件。また、今夏は世界各地で異常気象が立て続けに起こるなど、様々なことが予測不要となり、異常が正常に変わりつつある状況といえます。突然襲いかかる事件や事故、自然災害を対岸の火事として眺めているのではなく、あらゆることに対して当事者意識をもって捉えることが重要となる中、我たちに必要なのは「サバイバビリティ」の認識です。まだ見ぬ社会を生き延びるためには、他人の助けに期待するのではなく、自らの命を自分自身の力で守るという、高い自立・自活性や強い覚悟が求められます。これはビジネスシーンにおいても極めて重要であり、それぞれの事業、あるいは個人が組織に依存することなく、自立していくためのシナリオにつながります。興味・関心を中軸にして、自らの武器となる個性や特徴を磨いていく。そのためのトレーニングによってサバイバビリティを高めることが、人生100年時代を迎えた今、ますます重要になっていることをこのキーワードは教えてくれています。
ジャパンライフデザインシステムズ
谷口正和
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