準備こそが私たちにとって最も重要な戦略といえます。一言で準備といっても様々な要素があり、その一つが必要なものを揃えたり、人を集めたりといった物理的な準備です。もう一つは、精神的な準備。どのくらい強く実現することを望んでいるか、その思いがあるからこそ、成功というものに対して常に高いモチベーションを保つことができます。そして準備の3本目の柱となるのが情報です。データを活用することは当然ですが、業界・業種にとらわれない幅広いデータの中から、最適解のものを当てはめていくことが必要です。業界内のルールやデータ、従来やっていたことのフィードバックだけでは、類似・同質化に陥ってしまい、選別優位性を確立することはできません。従来の型にはまらない新しいアイデアや想像力、そういった変化をつけるという意味においても情報は極めて重要です。新たなサービスの発表や提案など短期的な成功に向けた準備だけでなく、自分自身がこれまでに得た知識や経験が、未来に対するシナリオとしてどのような準備になっているか、こうした整理学のキーワードとしても、しっかりと認識しておきたいものです。
ジャパンライフデザインシステムズ
谷口正和
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