情報社会においては、次々にやってくる変化を積極的に活用していくことが求められます。変化を恐れ、不安の要因としてしか受け止められないのであれば、それは自らの中に依存体質が染み付いてしまっているのかもしれません。望むと望まざるとにかかわらず、変化は凄まじい速度と規模でやってきます。現在の新型コロナのパンデミック、そして9年が経過した東日本大震災も同様です。「創造への助走」のキーワードが示すのは、様々な変化をクリエイティブ・ポイント、創造の起点に置き換え、次の社会課題を整理し、新しい明日へのアイデアや想像力を打ち出していくということ。変化によって甚大な被害を受け、悲しみに打ちひしがれようとも、過去を変えることはできません。変えられるのは未来だけなのです。だからこそビジネスもライフスタイルも、従来のものを復元させる、あるいは取り戻すという発想ではなく、新しい生活・市場・社会の創造に向かって前進していくという認識が重要です。世界規模で変化を余儀なくされている現状を「創造への助走」と見切り、高く跳び上がるための準備を進めていくことが必要です。(2020.03.16)
ジャパンライフデザインシステムズ
谷口正和
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