マクルーハン・セオリー

マーシャル・マクルーハンは、著書『メディア論』の中で「メディアはメッセージである」と指摘しました。これはつまり、情報を伝達するメディアそのものもまた情報であり、同じ情報であってもメディアによって伝わり方が異なるということ。この理論をベースにし、メディア社会とは何か、情報サービスとは何かという問いかけをキーワード化したのが「マクルーハン・セオリー」です。従来の工業社会では、実数やエビデンスを基にその情報がリアルかフェイクかに足場が置かれていました。しかし、あらゆるものの垣根が外された情報社会においては、真偽も含めて、それをあなたがどう思ったかが重要です。個人もまた一つのメディアとなる中で、パーソナリティというフィルターを通して情報は解釈され、価値づけられていきます。当然ながら、これから先の未来がどうなるかは誰にも分かりません。しかし、未来に対する自己の気づきと関心度によって、描かれるビジョンは大きく変わっていきます。コロナという未知なる問題に直面した今こそ、「マクルーハン・セオリー」この認識をもって未来を語る必要があるのです。(2020.04.13)


ジャパンライフデザインシステムズ

谷口正和

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イマジナスはマーケティングコンサルタントの谷口正和が世の中に溢れる情報をフラットに見渡し、常に社会課題を見つける姿勢持って次なるソーシャルトレンドを見切っていく週刊マーケティングマガジンです。

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