天気予報士が雲の動きや風の流れからその日の天気を予測し、私たちはそれを自身の生活に反映させるようにして行動を決定していきます。それと同じように「社会変動予報士」は、様々なところで起こっている変化や気配を敏感に感じ取り、その気づきをもって自分がどのように行動していくかを決めていくということ。新しい変化が教えてくれているものは何か、そしてそれを自分自身の未来にどう活かしていくかが問われています。大切なのは、社会変動から得た気づきやヒントを一般論としてではなく、あなた自身の未来に反映させること。ニューノーマルという新たな日常を迎え、答えのない社会がやってくる中で、今後どのような社会・経済になるかは誰にも分かりません。だからこそ自らが考え、自らがシミュレーターとなって仮説検証を行っていくことが一層重要になっていきます。従来までの仕事や事業の多くが減少していき、新たな先行きに対する認識が必要となる中、変化から予報・予測し、トライアルによって顕在化させていくという姿勢が、今後ますますもって重要になっていきます。(2020.06.15)
情報分析/ジャパンライフデザインシステムズ・谷口正和
0コメント