第三の青春 願望社会

コロナによって社会や環境が劇的に変化した今、人や企業に対しても新たな未来への視座が求められています。そうした中で浮かび上がってきたキーワードが「第三の青春 願望社会」です。中高年世代が人生を謳歌することを第二の青春などといったりもしますが、それに対してここで言う「第三の青春」とは、コロナという共同体験学習をした人たちが世代や性別、国や地域などを超えて集まり、青年の眼差しと志をもって社会を考えていくということです。世界中で立ち上がった人たちが「見えざるキャンパス」で出会い、共に理想を語り合う新しい仲間として連鎖しながら知恵を出し合う。そして、小さくてもいいから社会の役に立ちたいと願うソーシャルプレイヤーとなって、これからの未来を再創造していく。これこそが第三の青春のもつ意味です。物が不足していた「物理的欲望社会」から、物はあふれたが心が満たされない「心理的願望社会」へと移行する中、どのような理念や願いをもって未来へと進んでいくか、そうした自らへの問いかけやモチベーションの再策定も含めた「第三の青春 願望社会」が到来しています。(2020.07.13)

情報分析/谷口正和・ジャパンライフデザインシステムズ

IMAGINASへようこそ

イマジナスはマーケティングコンサルタントの谷口正和が世の中に溢れる情報をフラットに見渡し、常に社会課題を見つける姿勢持って次なるソーシャルトレンドを見切っていく週刊マーケティングマガジンです。

0コメント

  • 1000 / 1000