従来では当たり前のように行われていたことも、コロナによる影響で無駄が明るみになり次々に削除されていく中、それによって生まれた自由時間の組み立て方、生活時間割の自己編集が求められています。働き方においても、考えもなく「今までそうしてきたから」という理由だけで出社し、決まった時間だけ作業をするといったように、与えられた時間割に従うというのは過去の認識です。そこから脱却し、一度ゼロベースに立ち返って、自らが生きていく上で有益な時間の使い方を真っ白い紙に書いていくというのが「ゼロベース・カレンダー」です。あなたが何に興味がありどう生きたいのか、そうした問いかけが求められる哲学の時代において、自らの暮らし方・働き方を決めるのは自分自身です。社会の価値観が大きく変化し、仕事と生活、平日と休日といったものがより一層シームレスになりつつある今、必要なのはセルフタイムプロデューサーとしての発想です。今の状況を人生の本来の意味を再発見する機会と捉え、このキーワードがもつ無限の可能性を無駄にしないようにしましょう。(2020.07.27)
情報分析/谷口正和・ジャパンライフデザインシステムズ
0コメント